地域おこし協力隊

浴衣を着て、まつりへ行こう![企画編]

こんにちは!協力隊の笹川晃代です。私は川南町で国際交流や多文化共生の推進をテーマに活動しています。現在地域おこし協力隊は全国で6000人以上いるそうですが、このテーマで活動している方はあまりいないと思います。ということで、今回は現在企画中のイベント「浴衣を着て、まつりへ行こう!」を通して、イベント企画の裏側をご紹介したいと思います。

どんなイベント?

川南町では毎年秋ごろにザ・フェスティバル・イン・トロントロンという地域イベントが開催されています。今年は10月16日(日)に開催予定です。ショーあり、屋台あり、花火あり!大人から子供まで楽しめるイベントです。この日に合わせて日本語教室では「浴衣を着てまつりへ行こう!」というイベントを開催します。地域に住む外国人の方に浴衣の着付けを体験してもらい、浴衣を着てまつりに参加する、地域住民と交流するというイベントです。着物や浴衣は日本の文化として世界で人気です。着てみたいという外国人の声をよく聞きます。また、協力隊活動当初から「日本で頑張って働いている外国人の方に浴衣でも着させてあげたいなー」という町の方の声をたくさん聞きました。私の統計上一番多いアイデアだったので、いつか実現させたいと思っていました。

イベントの内容を話し合う

次はイベント内容です。「着付け体験」といっても、着せてもらうのか、教えてもらって参加者自身が着付けをするのか、着付けのプロを呼ぶのか、着付け体験以外に何か企画をするのかなどなど、決めなければいけないことはたくさんあります。このようなイベントの内容は一緒に日本語教室のイベントを企画しているメンバーで話し合いながら決めていきます。家が遠かったり、仕事の時間もバラバラだったりするので、ミーティングはオンラインで実施しています。いろいろなアイデアを聞きながら、実現可能な企画にしていきます。

情報をもとにイベントをコーディネートする

アイデア出しを行って、そのあと一旦持ち帰ります。それを役場の方や町の方に話して、情報を集めていきます。例えば、本番で使用する浴衣について。実は地域の方にお借りしたものを使います。「昔着ていた浴衣で今は着なくなった浴衣や、箪笥の肥やしになっている浴衣がありませんか?」と浴衣イベントのことをお話しすると「○○さんが浴衣いっぱい持ってる」などたくさん情報が集まり、すぐに浴衣が集まりました。(都会ではなかなか想像できない展開でした。すごい!)他にも、「○○さんは着物の着付けができる」「あそこの公民館で姿見貸してもらえるよ」「着付けの会場はここがいいんじゃない?」などなど情報がどんどん頂けます。これらの情報がとても大事なんです。この情報を基に準備を進めていきます。

いかがでしたでしょうか。協力隊になるまで、イベントを企画した経験なんてありませんでした。(友達の誕生日パーティくらいです。)今では年間4回のイベントを企画しています。このようなイベントを実施できるのは、地域の方々や一緒に日本語教室のイベントを企画してくださっている方々のアイデアや情報のお陰です。自分一人の力では出来ないことを地域の方と一緒に達成できる。協力隊としての活動の醍醐味なんじゃないかと思います。協力隊になって早1年。活動を振り返りながらブログに書いてみました。

イベント本番までもう少し!次回はイベントの結果をお話できたらいいなと思っています。お楽しみに~