地域おこし協力隊

採集したタケノコでメンマを作りました!

4月に中央地区自治公民館の活動サポートとして採集したタケノコの塩漬けが完了し、
今回は「メンマづくり」を体験させていただきました!

講師は、川南町に住む地元の方で、
塩抜きの方法や出汁の大切さなど、料理における基本的なことから教えていただき、非常に勉強になりました。

今回はそのメンマづくりの様子をご紹介します(^^)/

タケノコからメンマへ。

4月に採集したタケノコは、洗って30%の塩に漬け、重しを載せて保存しました。
それから約3か月が経ち、いよいよタケノコの活用の時期になりました。


塩漬けされたタケノコはこんな感じ。

これをそのまま食べると……

しょっぱい!!!!!
なので、メンマづくりをする前に「塩抜き」がとても大事な作業になります。





塩抜きをしていきます!

まずはタケノコをざっと手洗いします。
塩に漬けていたので、とてもヌルヌルとしています。これを取り除いていくイメージです。

次に、タケノコをメンマサイズにカットし、
それを水で洗っていきます。

微量の流水で流し続けるか、またはボウルに水を張り漬けておくことで塩を抜いていきます。
この作業、どのくらいの時間で終わると思いますか?

量にもよりますが、2~3人前でだいたい5時間くらいは必要だそうです。
塩で保存すると長持ちするのですが、使いたいときにパッと使えるわけではありません。
ゆっくり時間をかけて料理に取りかかるのが基本です。

翌日、メンマづくりがスタートします!

基本となるのは、「出汁」。
講師の方は、市販の出汁ではなく、鰹節や昆布からほぼ毎日出汁を取っているそうです。
「そんな難しいことではないよ、ただ火にかけているだけ。それだけやると時間がもったいないから、なにかの片手間にやればそんなに大変じゃないのよ」
と教えてくださいました。

今回の味付けは講師オリジナルの出汁醤油。
お醤油、みりん、鰹節を煮たものと、昆布の出汁を合わせたものです。


それでは、まずはニンニクをごま油で炒めていきます。
焦がさないようにゆっくり…丁寧に、こんがり色がついてきたら、鷹の爪をいれ混ぜていきます。

そこにタケノコを入れ、
タケノコに油がまわってきたら、出汁醤油をいれて味を付けます。

全体に色がついたら火を止め、ごま油で香り付けをして完成。
とってもいい香りがしました!


実は、昔からタケノコが苦手な私ですが、
移住して新鮮なタケノコを自分で調理したこのメンマは「おいしい!」と感じながら食べています。
自分でもとても不思議です。それだけおいしいのです。

タケノコの活用は大切なこと!

今回はタケノコを炒め煮し、メンマを作りましたが、
タケノコの活用方法はこれだけではありません。


以前のブログでも書きましたが、いま日本では放置竹林が社会問題にも発展しています。
こうして、タケノコを調理して、美味しい美味しいといただくことだけで、
放置竹林の解決に向けたひとつの取り組みになっているのだと思います。

みなさん、積極的にメンマを食べてみてください。
いやいや、タケノコを採集するところから、チャレンジしてみてください。

とはいえ、都心ではなかなかタケノコ自体がないですよね。
川南町のような地方では、竹林もタケノコも余るほどたくさんあります。

収穫の際は、所有者の方の許可が必要なので、収穫が自由にできるわけにはいきませんが、
地元の方と仲良くなると、タケノコの採集のお手伝いや体験などさせてもらう機会があるかもしれません。

春に川南町に来た際には、このブログを読んでくださる皆さんもぜひ、タケノコ採集やメンマづくりを体験していってくださいね。