地域おこし協力隊

自宅で初めてホームステイ受け入れをしました!

こんにちは。地域おこし協力隊の赤野です!

突然ですが、みなさんはホームステイという制度をご存知ですか?
ホームステイとは、外国人留学生などが、現地の一般家庭(ホストファミリー)宅に滞在して食事等を共にし、現地の生活を体験するというものです。
実は、先日、自身初となる自宅でのホームステイ受け入れを試みました。今回は、その時の体験談をご紹介したいと思います。
今後、川南町の皆さんにも、ぜひホストファミリーになっていただき、外国人ゲストとの国際交流経験を楽しんでいただけたらと思っているので、今回の私の経験が参考になれば幸いです。

ドキドキのゲストとの初対面

記念すべき初のゲストは、ドイツ人女性ジュリちゃん(仮名)でした。

正直、ホストファミリーになると決めたはいいものの、果たして川南町にわざわざ来てくれる外国人はいるのだろうかと不安に感じていました。
そんな中、ホームステイ受け入れでゲストの仲介をして下さるホーミングさん(今後も町でのホームステイ受け入れでお世話になる予定です。)が、偶然九州を旅していたジュリちゃんを紹介して下さることになり、スムーズに受け入れが決まりました。
ホーミングさんによると、東京などの都市部にワーキングホリデーや留学で訪れている外国人が日本の地方に行ってみたいと興味を持ってくれていることが多く、川南町のような小さな町でも需要があるのだそうです。

いよいよ受け入れ当日。ゲストとは、川南駅で集合だったので、ドキドキしながら彼女が乗る電車の到着を待ちました。
そして遂に対面の時。駅のホームから巨大なバックパックを背負って現れたジュリちゃん。ここら辺では、そんなバックパックを背負った旅人なんて見ることがないので、彼女の姿はとても新鮮に映り、川南町に外国人が来てくれたんだなと感動しました。

ドイツ人ゲストに日本の文化と川南町を紹介

ジュリちゃんがホームステイに来てくれたのは6月末で梅雨の真っ只中。
幸いにも初日は快晴で、伊倉浜の美しい海や篠原夫婦の滝、峠の里から茶畑越しに広がる川南町の景色を楽しんでもらうことができました。残念ながら2日目以降は雨だったのですが、ちょうど町内で開催されていた福祉祭りと軽トラ市に一緒に参加し、町の雰囲気を知ってもらうことができました。
九州に来る前は東京や埼玉などの都市部に滞在していたというジュリちゃん。川南町のイベントに参加し、町の人々の親しみやすい雰囲気や温かさに触れた彼女は、今までいた都市部とはまた違う川南町の良さに感動してくれていました。

ドイツ文化を知る

私が彼女に日本や川南町を紹介したのと同じく、彼女もまたドイツ文化や彼女の出身地について沢山教えてくれました。

一緒にYoutubeで彼女の出身地の動画を見て、日本とは全く違う街並みや建築様式に感動。また、ドイツといえばでお馴染みのクリスマスマーケットの写真や動画を見せてもらって、一つ一つの店の可愛さやチーズ店のチーズの種類の豊富さに感動しました。他にも車で移動時には、彼女のおすすめドイツバンドの曲を流してもらって、英語の洋楽とも日本のJ-popとも違うその独特なリズムや曲調に驚いたりもしました。また、ドイツのポテトサラダは家庭によって使う材料や味が全然違うんだよとか、ドイツの医療系職業の社会的地位、医療システムなども教えてもらい、日本との違いに驚くことばかりでした。

彼女のおかげで、今まで遠いヨーロッパの国と感じていたドイツが少し身近になり、いつかドイツに行くことが新たな夢になりました。
ジュリちゃんとも、今度私たちがドイツを訪れた際は、彼女に町案内をしてもらうと約束をしました。

自分が行ったことのない知らない国の友達ができ、その国の文化を知ることができる。そして自分の世界が広がる。
これは、国際交流や異文化交流の魅力だなと思います。
ぜひ川南町の皆さんにもホストファミリー体験を通してこの楽しさを知ってもらえたらなと思います。

ホストファミリーになってみませんか?

私の初ホームステイ受け入れ体験談いかがでしたか?
少しでも多くの方に自宅でのホームステイ受け入れに興味を持っていただけたら嬉しいです。

私の協力隊の活動では、幼児英語教育に加えて、自宅でのホームステイ受け入れを川南町の皆さんに推奨しています。特に、お子さんのいるご家庭に。と言うのも、子どもたちにとってこの国際交流の経験が、大人の私が受けた数倍以上の刺激となって将来に繋がると考えています。
英語が話せない、外国人と長時間時間交流したことがないなど、ホストファミリーになるにはハードルが高いと感じる方もいらっしゃると思います。でも大丈夫。完璧なホストファミリーになる必要は全くありません。ホームステイ受け入れ中の過ごし方にも正解はありません(できるだけゲストと時間を共に過ごしていただきたいというお願いを除いて)。
ホームステイ受け入れは、自分(ホストファミリー)もゲストも楽しむことができたら、それでOKです。
また、英語が話せなくても、片言やジェスチャー、翻訳機を使って話してみようとすることが言語学習においては大きな第一歩で、それが楽しい思い出に繋がると思います。

興味があって話を聞いてみたい、ホストファミリーにチャレンジしてみたいという方はお気軽にご連絡下さい。
また、宮崎県川南町地域おこし協力隊のFacebook、川南幼児英語のinstagramでは、ホストファミリー登録からゲスト受け入れまでの流れについて投稿していますので、そちらも参考にしてみて下さい。

以下、赤野に繋がる連絡先を記載しています。
電話:川南町役場 まちづくり課 (0983)27-8002 メール:k-chiikiokoshi@town.kawaminami.miyazaki.jp
川南幼児英語 instagram:@kawaminami_english

皆さんからのご連絡をお待ちしております(^^)