地域おこし協力隊

インドネシア料理教室に参加してきました!

地域おこし協力隊の赤野です。
今回のブログでは、かわみなみ日本語教室主催のインドネシア料理教室に参加した時の様子をお伝えしたいと思います!

みんなでクッキング

当日、会場のオープンキッチンに入ると、既に会場中がいい匂い。
更に、テーブルの上には既に沢山のおかずらしきものが並んでいて....
思わず「え、もう料理しなくていいんじゃない」と驚きました。
後から聞いたところによると料理が得意なインドネシア人の女の子たちが、みんなのために朝8時から集まって準備をしてくださっていたそうです。
そして、私が完成していると勘違いしたおかずたちは、「ガドガド」と「ソト」に使うものだということがわかりました。材料の一部とはいえ、もうこのまま食べても美味しそうな見た目と匂いでした。
こうやって参加者が集まる前から沢山準備をしてくださっていたインドネシア人の皆さんの優しさに心がほっこりしました。

料理教室では、日本人とインドネシア人混合の6、7名のメンバーで協力しながら料理をしていきました。
一緒に料理を頑張ったと言いたいところですが、実際はほとんどインドネシア人の皆さんが料理してくださっていました。
野菜を切って、茹でて、揚げて...と、皆さん協力しながら手際よく進めていくのですごいなと見惚れていました。

いろんな違いを大発見

私が国際交流を好きな理由の一つは、文化の違いを始めとし、日本との違いを知ることができることです。
今回も沢山の面白い違いを知りました。例えば日本でもお馴染みのもやし。今回は、サラダの「ガドガド」で使いました。
日本では大抵しっかり火を通してから食べますが、インドネシア料理では、少しの間熱湯の湯に浸す程度でほぼシャキシャキの生のまま食べるんです。
他にも、インドネシア人のみんなが「ケチャップ」と呼ぶソースが、赤かと思いきやウスターソースのような黒色で甘いソースということ。インドネシア人は、ガドガドにもソトにも、その「ケチャップ」を結構かけて食べるということ。また、逆に赤色のソースもあって、それは調子に乗ってかけすぎるとむせが止まらなくなる激辛ソース。だけど、インドネシア人は、辛いのが得意でケチャップ同様に赤色の辛いソースも結構な量を料理にかけて食べるということ。
他にも、スープ「ソト」に入れる春雨を、1.5センチぐらいに小さく刻んで入れるというのも新しくて面白かったです。

みんなでいただきます

気になるサラダ「ガドガド」とスープ「ソト」のお味は最高でした!
日本料理にはあまりない味で表現は難しいですが、私が勝手にイメージしていた癖のある香辛料の味などはなく、食べやすいとっても美味しい味でした。
意外とスープとサラダだけでお腹がいっぱいになりました。

そして、食事を食べる時にも文化の違いが!
日本人の参加者は、スープとサラダを交互に食べていくのですが、インドネシアの方たちはみんなスープを先に食べて、その後にサラダを食べていました。理由は分からなかったのですが、それが主流の食べ方だそうです。

イベントの最後には、ホンピンパンという日本で言うじゃんけん大会をしました。
勝者には、インドネシア人手作りのパイバップルケーキとガーリックのお米スナックが準備されていました。準備だけではなくお土産まで用意してくださっていたインドネシア人の皆さんの優しさに感動しました。そして、これらのお菓子が本当に美味しいんです。私は特にパイナップルケーキが大好きです!

イベントを振り返って

今まで何度か日本語教室の交流イベントに参加させていただいたことがあるのですが、料理教室は初めてでした。
意外と料理教室は、外国人とゆっくり話ができ、今回のブログで紹介した文化の違いを始めとして、インドネシア語や、皆さんの家族構成、生活環境などなど沢山のことを教えてもらいました。
中には、私と同じぐらいの歳の女の子で、自分には小さい妹と弟がいて、その子たちに仕送りをするために日本に来て働いている。毎日家族とテレビ電話しているよと、教えてくれた子もいました。
いろんな環境の中で明るく元気に、そして優しい心を持って頑張っているインドネシア人の皆さんを見ると私も頑張らないとなと沢山刺激をもらいました。
こうやっていろんな国の方と町民が交流できる機会がある川南町は素敵ですね。
興味のある方は、ぜひ今後の交流イベントに参加してみてください。きっとイベントが終わる頃には、その国のことを知って、あなたの世界が少し広がるはず!