限られた人生、「家族で過ごす時間」を優先
田口 卓(すぐる)さん、田口 翔子(しょうこ)さん夫妻
自然の豊かさに惚れ、家族4人で移住。家族と過ごす時間が増え、充実した毎日に
ともに35歳の田口卓さん、翔子さん夫妻と、小学2年生と年長さんの息子二人の4人家族。佐賀県・鳥栖市から移住。手に入れたのは、自然豊かな土地で家族と楽しく過ごす、充実した生活。
限られた人生。自分で選択し、充実した生活を手に入れた
卓さん:共働きで子育てもあり毎日がすぐに過ぎていく日々、もう少しゆっくりと自分たちの時間が欲しいと考える中で、「川南での就農」に魅力を感じました。子育てが落ち着ちつくころ、もう少し先でもいいのかなと思っていたんですが「今行こう」と。勢いもありましたね。
翔子さん:長男は小学生に上がって1年が過ぎ、ようやくお友だちもできて慣れていたころだったので、不安もあったんですが、2泊3日で川南に来たときに『ここに住みたい!』と。今は友だちもでき、キャンプや川遊び、虫取りなど男の子が好きな遊びがいっぱいで、自然暮らしを楽しんでいますよ。
翔子さん:もともと、乗り気ではなかったんです。初心者からスタートしたという研修生の話をきいたり、生活を始めてやっとやっていけるかも!と。都会とは違うけれど、不便は感じないです。人も多くないし混雑しないのはうれしい。
卓さん:妻は「一つのことをやり通す」というタイプ。
翔子さん:前職は市役所で保育士をしていて好きな仕事だったので。新しいことにチャレンジするという勇気がいりました。
卓さん:「夫婦共働きで子育てする。忙しいのは当たり前」と、親から言われることもあったけど、自分はそうは思いたくない。いろいろな選択肢がある中で「就農」を選びました。今はまだ研修中ですけど、とても充実しています。
翔子さん:前は7時8時に晩ご飯を食べるのが当たり前だったけど、今はみんなそろって6時頃から晩ご飯を食べられるようになって、家族の時間が増えました。喧嘩も増えましたけど(笑)
卓さん:今までは朝早い時間と夜遅い時間にしか一緒にいなかったから、家族で一緒に過ごす時間が増えたからこそかな…と。
家族が健康に幸せに暮らし、いろいろなことにチャレンジしたい
卓さん:まずは家族が健康に幸せにすることが第ーですね。就農したら時間をやりくりして、ピーマンばかりにならないよう、自然いっぱいの中でサーフィンしたりいろいろなことにチャレンジしてみたいです。