キッズサマーキャンプ2025を実施しました!

こんにちは!地域おこし協力隊の赤野です。
少し前の振り返りになってしまいますが、今回は、7月19日と7月20日に実施したキッズサマーキャンプの活動についてご報告したいと思います。
この事業は、昨年、町の方からいただいた「夏に子どもたち向けのサマースクールをしてほしい」という声をきっかけに、移住者の自分たちだからこそ伝えられる川南町の美しい大自然や体験を町の子どもたちに伝えたい。また、今回のような町での楽しい思い出が、郷土愛に繋がればという思いから、協力隊合同事業として企画を始めました。
キャンプの活動場所は、主に川南町の青鹿自然公園キャンプ場と川南遊学の森!
特に、宿泊をした青鹿自然公園キャンプ場は、バンガローがあり屋根こそあるものの、電波や電気がなく、もちろんクーラーなんて便利な文明の利器もなく、沢山の虫と動物たちに囲まれた、ザ・大自然の非日常な環境の中での活動でした。
当初は、青鹿自然公園キャンプ場に行ったことのないお子さんやクーラーのない場所で寝たことがないというお子さん、また、親元を離れて寝たことがないというお子さんが多く、おそらく運営側の私たちに限らず、参加者の皆さんも多少の不安を抱えて参加してくださったのではないかと思うのですが、実際には、暑さや不便な環境を跳ね除けるぐらい元気に無邪気に楽しんでくれている子どもたちの姿がありました。
こうして、楽しく、かつ何事もなく無事にキャンプを終えることができたのは、協力隊のメンバーはもちろんまちづくり課の皆さんやボランティアの皆さんのおかげです。また、キャンプの活動の一環として実施した農家巡りや草木染めなどに協力してくださった方々もいらっしゃいました(詳細は以下)。
農家巡り・昼食・室内レクリエーション
1日目の午前中は農家巡りを実施。いぶさな牛とハウスみかん農家を見学させていただきました。
牛やみかんに興味津々ながらも、話を聞きながら一生懸命メモを取っている子どもたちの姿が印象的でした。
また、午後からは、当初は川南遊学の森で遊歩道や川の中を歩いて虫や川の生き物探しをする予定でしたが、連日の雨で中止となってしまったため、代わりに室内でレクリエーションを実施しました。それぞれ新聞紙でオリジナルのバットと球を作り、バッティングゲームに挑みました。
意外とこのレクリエーションゲームが大盛り上がりで、終わる頃には、大人も子どもも汗びっしょりになっていました。
カレー作り
レクリエーション後はキャンプ場に戻って自分たちでカレー作り。
火おこしから始まり、野菜の皮剥きや食材切りなど、ほぼ全ての調理作業を子どもたちが主体で実施しました。今回初めてピーラーや包丁を使ったという子も多かったのですが、大人のサポーターの方々の補助もあって、無事にカレーが完成しました。キャンプ最後の振り返りでは、初めての経験が多かったカレー作りが楽しく思い出に残ったと言ってくれた子が何人もいました。そこには、新しい経験を積んで一回り成長した子どもたちの姿があり、なんだか逞しくなったように感じました。
焚き火・お泊まり
夕食後は、焚き火を実施しました。気づけば、とても集中している子どもたち。マシュマロを刺したお箸を回しながら焼き色をつけて中がトロットロの美味しいマシュマロ作りに取り組んでいました。
そして、お待ちかね?の就寝時間。電気もクーラーもないバンガローの中で、薄いマットを敷いてみんなで雑魚寝をしました。中には、暑く、普段とは全く異なる環境になかなか眠れなかったという子もいたのですが、朝まで熟睡していた子もいました。
きっと、今回のキャンプでは楽しいことだけではなく、こうして不便なこともあったかと思うのですが、それも含めて子どもたちにとって楽しい思い出になっていたら嬉しいなと思います。
朝食の後は、遊学の森へ出発。宮崎市から講師の方に来ていただき、「草木染め」体験をしました。
まずは、2チームに分かれて染める用の草木を採取するところから開始。少し色味の違う緑の葉っぱを集めてみたり、黄色に染まるかなぁと、枯れて黄色になった葉っぱを集めたりしていました。その後、それらの草木を講師の方が煮出してくださったのですが、意外と想像していたよりも色が薄くでることが判明。葉っぱの色がそのまま出るのではなく、葉っぱの種類や色によって色の出方が異なると学びました。
そして、模様作り。ハンカチの生地でビー玉や石を包んで輪ゴムで縛りました。これをこのまま染料に浸して、輪ゴムを解くと、模様がでる仕組みなのですが、逆に言うと輪ゴムを解くまでどんな模様がでてくのるかわからない。
実際に染めてみると、思っていた色に染まらなかったり、予想していなかった模様ができたりといろんな発見がありました。
そして、最後はBBQ。
遊学の森から青鹿自然公園キャンプ場に帰ると、既にボランティアの方々が昼食準備をしてくださっていました。
キャンプの締めくくりとして、協力してくださったいろんな方に感謝しながら美味しくいただきました。
最後の最後は、協力隊の塚井さんの「かわみなみ!」の掛け声の元、みんなで楽しく写真撮影。
とてもいい表情の子どもたちの姿に、無事に楽しんでもらえたのかなと思った瞬間でした。
改めて、参加してくださった皆様、協力いただいた皆様ありがとうございました。