地域おこし協力隊

地区のコミュニティについて

こんにちは!協力隊の高橋です。

最近の活動は、多賀地区で百歳体操体験会を実施し、10月2日に実施する、中央地区百歳体操体験会の準備をしています。
今年度中に、残り全ての地区で百歳体操体験会を行う予定です。

以前の山本地区百歳体操体験会を取り上げたブログでも書きましたが、川南町では、百歳体操の各会場の課題が浮き彫りになっている会場があります。
その課題解決に向けて、体験会を実施して、少しでも課題解決に向けたきっかけになれるよう取り組んでいます。

「百歳体操って効果あるの?」
「名前がよくない」
などと、聞くことが多いですが、

個人的な意見は、百歳体操の良いところは、体操だけではないと思っています。
(もちろん継続されている方はしっかりと効果が日常生活に表れます)

通いの場

”通いの場とは、地域の住民同士が気軽に集い、一緒に活動内容を企画し、ふれあいを通して「生きがいづくり」「仲間づくり」の輪を広げる場所です。地域の介護予防の拠点となる場所でもあります。”
引用元:厚生労働省「地域がいきいき 集まろう!通いの場」

川南町では34カ所で百歳体操が行われています。
大人数で声をしっかり出してストイックに取り組んでいる会場や、少人数で和気あいあいとお話しながら行う会場もあります。
体操後には、お茶会やカラオケ、女子会をしたりする会場もあります。
移動式スーパーが販売に来る会場も!

「体操より、その後のお茶会が楽しみで来ている」
「体の体操より、お口の体操(おしゃべり)で来ている」

などと言われたこともあります。私はそれも素晴らしいことだと思います。
体操がおまけでも、家から出て公民館に行き、地区の方同士で楽しく交流をする。
その楽しみが1週間に1度あるということが、地区内の支え合いや、介護予防に繋がっています。

10年後20年後も継続していくために

川南町ではおよそ10年前から始まった百歳体操。
70歳代だった方は80歳代に、80歳代だった方が90歳代に。

平均年齢が上がり、参加人数が減少傾向や、体操を休止している会場もあります。
支援者の免許返納に伴い、移動手段がなくなるという問題もこれから出てきます。

百歳体操という介護予防事業を通して、高齢者の通いの場の大切さがわかりました。
これからも通いの場という大切な場を継続するために、10年後20年後も継続するために。

短い目と長い目を持ちながら、今できることをコツコツと行っていきたいと思います。