地域体験プログラムに看護師さん2名が参加してくださいました!
こんにちは!地域おこし協力隊の塚井です!
私が協力隊に着任してから一番のビックイベント、「看護×田舎暮らし~おためし地域体験プログラム~」に
東京から来た2名の方が参加してくださいました!
このイベントは、都心で暮らす看護師さんや看護学生さんたちに向けて、
地方での暮らしや働き方を体験してもらいたく、私が地域おこし協力隊の移住担当者として企画した大きな事業の1つです。
川南町の人の温かさや、魅力を存分に感じてもらえるよう、
私が普段お世話になっている地域の方々との交流や、川南町でしかできない体験をプログラムに盛り込み実施しました!
今日は、その一部始終を紹介します。
いよいよ地域体験プログラムがスタートします!
川南駅からキャリーケースを引きながら、緊張した面持ちで2人と集合しました。
最初は、簡単なオリエンテーションです。
今回この事業に協力してくださったまちづくり課職員や地域おこし協力隊のメンバーと顔合わせをしました。
もともと地域医療に興味のあり、働き方や暮らし方を考えるきっかけとして参加したというお二人。
オリエンテーション後は、農家民泊里ぐらしさんに向かいます!
川南町地域体験①農家民泊里ぐらし
農家民泊里ぐらしさんは、私自身も大変お世話になっている場所で、
農のある暮らしから、人間本来の暮らし方を教えてもらえる、そんな場所です。
ここでは、薪を入れて、火をおこし、自分で沸かした五右衛門風呂に入る体験をさせていただきました。
火のおこし方を教えてもらい、自分たちで湯の温度を確認しながらお湯を温めていきます。
湯加減がとても難しく、
ちょうどいい温度になっても薪が残り火が残っていれば適温からどんどん熱くなっていきます。
二人とも苦戦している様子で、汗を流しながら、湯沸かしに挑戦していました。
そして、頑張って沸かしたお風呂に入り、疲れた体を癒しました。
頑張った後は、アイスをいただきながらみんなで団欒タイム。
ゆったりとした時間の流れを感じさせる空間でした。
川南町地域体験②生タコをさばきました!
2日目は、生タコを体験しました。
あいにくの台風接近に伴い、漁にでることができず、予定していたタコつぼ漁への参加はできませんでしたが、
通り浜直売所店長のご厚意で生きたままとっておいてくださった生タコをいただきました。
さて、生きたままのタコをさばいていきます。
さばき方や料理を教えてくださったのは、川南町内の公民館長で私もいつもお世話になっている三角さんご夫婦です。
タコは水の中でゆっくりと動くイメージがありますが、
実はとても力が強く、ひとつひとつの吸盤が吸引力の強い掃除機のように、私たちの手や台所のシンクに張り付き離れません。
タコの抵抗を抑えながら、頭の部分を抜き取り、塩で揉みぬめりを取っていきます。
初めて触る生タコにお二人とも大興奮の様子でした。
同時に、生きたタコがどんどん力を失い、私たちが食べ物としていただける姿になっていくことに胸が締め付けられる思いを噛みしめている表情も伺えました。
下処理を終え、お料理にしたタコをいただきます。
1匹のタコから数種類もの料理が並び、川南町の食を堪能した1日になりました。
川南町看護職業体験1⃣川南町保健センター
このプログラムでは、地域の人や食事だけでなく、
リアルな暮らしも体験できるようにということで、看護という分野での職業体験をご用意しました。
町内の保健師や助産師、看護師がどのように働いているか、
また、都心の医療現場と地方の医療現場の違いをリアルに感じてもらえたかと思います。
一つ目の職業体験は川南町保健センターです。
川南町の保健師が担う役割として「母子保健」がありますが、今回は、川南町で行っている離乳食教室を見学させていただきました。
参加者の二人は、
専門職種と地域住民との距離が近く、顔が知れている関係性を築くことができることに関心を持ちながら見学をしていました。
川南町看護職業体験2⃣川南町内の病院見学
川南町には病院が2か所あります。今回は、その二つの病院にご協力をいただき、病院見学をさせていただきました。
都心の病院で働いていた経験のある参加者は、
患者さんの高齢者率の高さや、退院後の選択肢が限られていることに地方医療の実際を感じたと話していました。
また、地方での暮らしを考えるうえで、
地域特色や地域住民との交流は自力でできても、
「働く現場を見る」ことはなかなかできることではなく、貴重な機会だったそうです。
お二人の感想
このプログラムに参加してくれたお二人からは、
「出会った方々みんながフレンドリーで家族のように温かかった」
「美味しい食べ物を食べ、自然や生命の恵にこれからも感謝したい」
「地元の方々との濃密な時間を過ごすことができ、特別な体験ができた」
という言葉をいただきました。
今回のプロジェクトにご協力いただいた関係者の方々や参加者への感謝の気持ち
私自身、今年の2月頃から計画をはじめ、
他機関との調整やご依頼など慣れない仕事をひとつひとつ経験し、
緊張しすぎて汗だくになりながら、上手くいかないことも多かったですが、
まちづくり課職員や医療関係者をはじめ多くの方にご協力いただきながら、このプログラムを実施まで迎えることができたと思います。
この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
また、このプログラムに参加してくださった2人にも、遠いところから川南町までわざわざ足を運んでいただいたこともとても感謝しています。
ありがとうございました。
そしていつか「おかえり」と、2人を迎えられる日を楽しみにしています。