よのなか教室の講師としてお話させていただきました!

こんにちは!地域おこし協力隊の塚井です!
いつもは、ブログ作成時前後に実施したイベントの紹介や事業の報告を記事として書かせていただいているのですが、
今回は、少し遡って2024年10月に経験した「よのなか教室」のことを振り返りたいと思います!
よのなか教室とは?
「よのなか教室」は、川南小学校で行われている教育活動の一環で、「ふれあい参観日」に小学6年生が「地域で働く大人」の講話を聞いて、社会を身近に感じてもらいながら色んな職業を学ぶ特別授業です。
今回、私がよのなか教室の講師の一人としてご招待いただき、
小学6年生とその親御さん方の前で、自身の今の仕事の話をさせていただきました。
私からは、東京から夢を叶えるために地方に移住した経験や、
移住コーディネーターという切り口で、地方の現状を伝えることができるのではないかと感じ、引き受けさせていただきました。
小学生に向けて話せることはなんだろう?
このお話をいただき、最初に、小学生にどこまで伝わるのだろうか…少し不安を感じました。
大学生のころ、学童保育のアルバイトの経験があり、小学1年生から4年生頃までの学習に携わったことがあります。
ですが、今回は6年生…。
少し難しい内容でも、伝え方によっては伝わるかもしれない、と考え、話すテーマを2つに決めました。
1つが、「宮崎県や川南町が抱える人口減少や高齢化の現状とそれがもたらす影響について」。そこから川南町で育った一人として地域の現状を知り、将来の仕事を考えるきっかけにしてほしいという願いを込めようと思いました。
もう1つが、「視野を広げて自身の夢ややりたいことに向かう姿勢」です。
私が看護師という専門的な職業から、地方に携わる仕事に就きたいという思いを持ち続け、
ゆっくりだとしても着実に、やりたいことに向かって歩み続けている今の自分の姿を等身大で見せることができるのではないかと考えました。
ダメだしを受けて改善を重ねて作りました…
とはいえ、やはり人口減少や少子高齢化について、小学6年生に果たして伝わるのだろうか…。
一度大方完成した資料をもとに、協力隊の赤野さんにお願いし、発表を聞いてもらいました。
赤野さんからはやはり、「小学生には難しいかも…」というお言葉をいただきました。
そこから、伝えたいことの点と点をできるだけ簡易化し、最低限のグラフを使いながら、最低限の内容に絞りこみました。
言葉も、身近な話題(川南町のお祭りや飲食店など)を織り交ぜることで、より伝わりやすくなるよう工夫しました。
そして迎えた本番
緊張しつつも、楽しんでもらえるよう意識してコミュニケーションをとりながら講話を進めていきました。
すると、途中、難しい内容の話をするときも、真剣な眼差しでメモをとりながら一生懸命話を聞いてくれる姿がありました。
そして、講話が終わり、生徒さんの感想を聞く機会があったのですが、
「塚井さんから、川南町の人口が減っていることを聞き、驚いた。自分も地域のために働くことを考えてみたい」という感想を言ってくれた子もいて…
伝えたいことが伝わったと思い、とても嬉しかったです。
もう一つのテーマである、夢に向かっていく姿勢についても、
夢に向かって歩みを進められたのは、日本中・世界中の様々な人と出会い価値観を広げられたことが大きいのですが、
それを写真を添えて伝えると、みんな目を輝かせて話を聞いてくれているのが分かりました。
後日届いた「宝物」
後日、川南小学校の先生から大きな封筒が届きました。
その中身は、講話をきいてくれた小学生が書いてくれた作文集でした。
そこには、子どもたちの率直な感想がありました。
「川南町がやばいと思った」「夢は●●なので塚井さんみたいに頑張りたい」などなど読んでいて思わず笑顔になるような、温かい言葉ばかりでした。
川南町に来て、とっておきの宝物がひとつ、増えました。
看護師という安定した資格を得て、転職や移住という茨の道を歩んだ私ですが、
この過程で得られた知識や経験、思いが、誰かのもとに届き、誰かのためになれたことがとても嬉しいと感じた出来事でした。
まだ私は、任期後の就職先も決まっておらず、まだまだ模索中ですが、
これからも、私が人に与える影響があるのであれば、精一杯貢献したいと思います。
最後に…
実は、昨年の12月頃、キャリアビジョン協会というところから取材を受けておりました。
その記事が、ちょうどサイトにアップされたそうなので、併せてご紹介させていただきます。
私がこれまで考えもがいてきた歴史や、なぜ看護師を辞めてまでも地方に携わる仕事がやりたいのかについて赤裸々に綴られていますので、
ご興味ある方はぜひ読んでみてください!
(下記にリンクを貼っています!)