地域おこし協力隊

県内7市町合同で移住イベントを開催しました!

こんにちは!協力隊の塚井です!
今日は、10月5日(土)に東京で開催した「7市町合同移住相談会~求む!移住をして働きたい方!~私たちは地域おこし協力隊を募集しています!」についてお話したいと思います。

開催に至った経緯は…

いつも出展する移住相談会は、来場者数が多くその分多くの方とお会いできるのですが、
お客さんは、あまり知られていない川南町よりも名の知れた「都城市」や「宮崎市」に行ってみよう、というケースが多く
近年、川南町へのブースの来訪者が少ない状況が続いていたことから、まちづくり課内の移住担当者でも話し合いの場を設けることになりました。

そこで、首都圏の会場を借りて、独自で移住イベントができないか、というのを私が提案した結果、
「それなら、知名度に関係なくブースに来てもらえるように『小規模で』移住相談会を開催するのはどうか」となり、
今回は「地域おこし協力隊の募集に特化したイベント」として6月頃に計画がスタートしました。

もちろん担当者は私。大きな仕事になりそうな予感がしました。


ちょうど6月末に、宮崎県内の移住担当者が集う会議があったので、それに合わせて一緒に参加してくれる自治体を集うことになりました。
会議の終盤に5分ほどお時間をいただき、
県内26市町村の移住担当者のほか、宮崎県の移住担当者やUIJセンターなどから集まった方々の前で、提案資料を配布し、マイクを通して参加自治体を募りました。
この瞬間はとても緊張していて、上手く話せていたかわかりません…💦
正直なところ、一緒にやろう!と参加してくれる自治体を集めるのは難しいだろう…と思っていました。

ですが、提案してから約2週間で、五ヶ瀬町、高鍋町、都農町、日之影町、延岡市、小林市の6市町が一緒にやろうと言ってくださる結果になりました!
協力してくださる自治体が集まって嬉しかった半面、
大きな責任を感じるとともに7市町もの自治体をうまくまとめられるか…という不安も同時に押し寄せました。

でも、もう後戻りはしない!
経験も浅く、上手にできないこともあると思うけれど、自治体職員の方をも巻き込んで実施する以上、責任をもってやり遂げよう!
こういった意気込みとともに
川南町を含めた”7市町”での移住イベントの開催に向けて動き出しました。

3度にわたる打合せと、たくさんのことをお願いした準備期間

県内といっても広いので、打合せは全てオンラインで行いました。
打合せの資料づくりから進行まで努めましたが、すべて「初めての経験」。
こんな私が、6自治体の担当者をまとめあげる立場だなんて、恐れ多かったし、とっても緊張しました。
でも、貴重な時間を頂戴している以上、責任をもって取り組みました。

打合せは開催までに計3回。
他にも、フライヤーの作成に「担当者の顔が見えるように」と、指定させていただいたポーズで写真を撮って送ってもらうようにお願いしたり、
また、イベント内で行う「トークセッション」は当日、自治体担当者の方に登壇してもらうような形で計画していたので、
担当者の方に、各地域の情報提供だけでなく、セリフなど考えていただいたり…
今考えると、一緒に参加しよう!といってくださった自治体の担当者をたくさん巻き込んで(協力してもらいながら)開催までに至ったと痛感します。

ですが、みなさんとても協力的で、とてもいい写真を送ってきてくださったり
トークセッションの準備も着々と進ませることができました。

いよいよ当日、、、!

そして迎えた当日。
お客さんは、事前予約7組、当日参加者が3組、計10組の方が会場に来られ、
地域おこし協力隊についての情報を収集したり、7市町の地域について知る機会として、有意義な時間を過ごしてもらえたのではないかと思います。

「地域比較」をテーマとしたトークセッションでは、練習のときよりも熱意の込めてお話をしてくださり、各地域がどこも魅力的に思ってしまうくらいでした。トークセッションの場を設け、各地域の地域の実情や魅力を披露できたことはとても良かったように感じます。

今回のイベントでは10組ほどの人数しか来場されませんでしたが、
その分、各自治体、もちろん川南町でも、相談者の方とよりじっくりとご相談ができました。
また、ご来場の方がほとんどの地域のブースを回ってくださったので、
このイベントの趣旨である、「地域の知名度に関係なくブースにきてもらう」ことができたのではないかと感じています。


開催を終えて

開催を無事に終えて、感じるのは、
今回お世話になった各方面への大きな感謝です。

全く違う業界から転職して地域おこし協力隊になって1年半、まだまだ一人前とは言えない私ですが、
今回の移住イベントの開催に向けたこの3か月で大きく成長できたと感じています。
本当にありがとうございました。

なにより、打合せ前には、「打合せの打合せ」といいながら、課内の担当者同士での話し合いの場を設けてくださったり、
行き詰ったときは、アドバイスやご指導をいただいたり、
全然終わらない!!と焦っているときには、他の仕事を手伝ってくださる方もいて、
川南サイドでサポートしてくださった川南町の職員や上司、協力隊にもとても感謝しています。
ありがとうございました。

今後の展望!

私は、川南町の地域おこし協力隊として活動する中で、
川南町だけの魅力を語っても伝わらないと感じることがあります。
いろんな地域と比較する中で、川南町の魅力を感じてもらうことで川南町への移住に繋げたい、と思っています。
それは川南だけで取り組むことは難しく、様々な地域に各地域のメリット・デメリットがあってこそ、川南町のいいところ、悪いところが見えてくるのだと思います。
他の市町村でも、周りの地域のいい・悪いがあってこそその土地の魅力が輝きます。

そんなことを感じ、
今後は、川南町の幅だけで活動するのではなく、町内・県外と幅を広げて、多方面で連携・協力し合いながら事業を進めていけたらいいな、と考えています。

例えば移住者交流会も、
川南町だけでのコミュニティを作るのも大切ですが、他の地域と協力して交流会を開催することで
移住者にとっては川南町の外にも、つまりは宮崎県内の仲間ができるきっかけを作ることができます。


いち協力隊としてできることの限界もある中で、
今後、多方面で繋がりを持ち、他地域の協力隊や職員の方と一緒になって、多彩な事業を展開していきたいです!

協力隊の任期も残すところあと1年半。日々成長しながら、これからも頑張っていきます!
応援よろしくお願いします!

※写真は地域おこし協力隊着任当時の私です(笑)