地域おこし協力隊

高齢者教室「野菜を描く」

こんにちは。地域おこし協力隊の浜田です。
先月、川南町の高齢者教室にて、芸術講座を担当させていただきました。
4日間で総計71名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

川南町では、町内に住んでいる65歳以上の方を対象に、毎月1回教室が開催されています。講座内容は、健康、防災、郷土などをテーマにした講話や体操、オカリナ、歌、制作物などの体験と、幅広く展開されています。

今回、「野菜の色や形を楽しみながら、自分らしく表現する」をテーマに、クレヨンで作品作りに取り組みました。

本題に入る前に、「丸を描いてお隣へ」でウォーミングアップをしました。
①白い紙に好きな色のクレヨンで一つ丸を描きます
②お隣りさんへ紙を渡します
③渡された紙にまた一つ丸を描きます
④繰り返します

今回は4人チームで、10分間。
小さな丸、大きな丸、塗りつぶされた丸、すみっこにいる丸…
お隣さんから渡されるたびに、変化していく。
チームごとに、丸だけで構成された個性豊かな1枚が完成しました。

「思わず集中してしまったわ」
「クレヨンの描き心地が良いわ」
「チームごとに完成した絵が違っていて面白い」
とお話されていました。

続いて、本題の「野菜を描く」に移ります。
モチーフは身近な季節の野菜。
触って、匂いを嗅いで、五感で感じてもらいます。
ふさふさ、つるつる、チクチク…
土の匂い、柑橘系のさわやかな香り…

野菜と向き合って、描いていきます。

「・・・・・・・・・」

いつの間にか、皆さん集中して、静かな空間に。

最後に作品鑑賞会を行いました。
「こんな表現の仕方もあるのね」
「並べてみると、いろいろな描き方があって面白い」
「この構図はユニークだね」
とお互いの作品を鑑賞しながら、和気あいあいとお話されていました。
皆さん、素敵な作品が出来上がりました。

「みんなでこうして集まって、描くことが出来るということは幸せだね」
というお言葉が心に響きました。
教室を通じ、人生の大先輩方にお会いでき、多くのことを学ばせていただきました。
皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。