3年間ありがとうございました!

川南町地域おこし協力隊の笹川史哉です。
令和4年3月から移住コーディネーターとして川南町の「移住・定住」に関する業務を担当させていただいてきましたが、令和7年2月末で私の地域おこし協力隊任期が終了となります。
3年間サポートしていただいた皆様ありがとうございました。
地域おこし協力隊として地域の方々とのたくさんの繋がりができた事で、とても充実した移住生活を送ることができております。
そして、協力隊退任までに、川南町へ定住するための新しい仕事を無事に見つけることができました。
これからが新しいスタートとなりますが、引き続き川南町で生活をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
協力隊として最後のブログ投稿となりますので、3年間の活動の振返りとこれからの仕事について記載したいと思います。
1年目の活動について
協力隊1年目は、移住者交流会としてお試し滞在施設横の畑で野菜の植えるイベントを開催したことや、このブログの開設などが印象に残っています。協力隊ブログは他の協力隊の方々にも順番で担当をお願いしており、開設から毎週1回の更新を継続し今では100回を超える投稿となっています。
また、もう1つこの年に始めた事業で、町内の空き倉庫を改装して整備した室内のBMX練習場「sTEm BMX PARK」があります。
sTEm BMX PARK
私は、移住前からの趣味でBMXを20年以上やってきました。移住後はその経験を活かしてスポーツを通じた交流と、地域の子供達に新しい経験をさせてあげたいと思い、いつか良い場所が見つかればBMXを体験してもらえる施設を作りたいと考えていました。
同僚のソクさん夫婦のパン屋物件探しに同行していた際、たまたま、使われなくなって数年経っていた元木工所の空き倉庫を商工会の担当者に紹介してもらいました。その倉庫をお借りし、令和4年12月にBMXパークをオープンしました。
BMXパークでは、軽トラ市と同日開催の無料体験会や、地域のお祭りに出展して子供達にBMXを体験してもらいました。
宮崎県内でも珍しい取り組みであったため、ありがたいことにテレビなどでも取り上げていただき、たくさんの方に川南町のBMXパークについて知っていただくことができたと思います。
協力隊2年目は
2年目の活動で一番印象に残っているのは、やはり、テントサウナを体験しながらの移住者交流会です。
同じ児湯郡の新富町で地域おこし協力隊として活動している仲間に協力してもらい、このイベントを合計3回開催しました。川南町は海沿いの町でサーフィンを目的とした移住者が多いのですが、山も近く、自然が豊かな環境があるというまた別の魅力を体感することができました。
ゲストハウス開業という新しい目標が見つかった活動2年目
ゲストハウスをやりたいと考えるようになったのは、移住コーディネーターとして移住を検討する方々とお会いしている中で課題に感じたことがきっかけでした。
川南町は、移住を検討する方向けに町内の空き家を改修したお試し滞在施設を設置しており、最大で1週間程度川南町に滞在していただきこのまちに住む魅力を体験していただくことができます。
多い月には4組ほどの利用者の方がその施設を利用して川南町へ滞在されていましたが、滞在中に町民の方や川南町への移住者たちとの交流する機会がほとんどありませんでした。お時間が合えば私たち夫婦が一緒に町内のお店で食事をさせていただくこともありましたが、もっと多くの方々と交流していただければより川南町の魅力が伝わるのではないかと思うようになりました。
そこで、その問題を解決するために、移住検討者と町民が交流できるスペースを併設した宿泊施設を作ろうと企画したのが「ひとと地域の接点になる」をテーマにした飲食店併設のゲストハウスです。
この年に写真の物件と出会い、屋号をHOSTEL LEASHと決めゲストハウス開業に向けた準備が始まりました!
屋号の「LEASH(リーシュ)」とは、サーフィンをする際にサーフボードと足を繋ぐロープ(リーシュコード)のことを指します。
サーフィンを目的に移住する方が多い川南町にちなんで、開業するゲストハウスも「人と人」「人と地域」を繋ぐリーシュコードのような存在になりたいと名付けました。
3年目 協力隊最終年度
協力隊最終年度は移住相談会への参加などの業務は継続しつつではありますが、メインはゲストハウス開業準備をさせていただきました。
2年目から動き始めたゲストハウス開業に向けた活動ですが、3年目はいよいよ融資が決定し物件の購入とリノベーション工事などが始まっていきました。
工事に関する様々な選択や施設内の設備品の購入、HPの準備、予約システムの導入などやらなければいけないことがものすごく多く、時間もかかりました。工事に関するトラブルや計画時の見積もりが甘く計画の予算を大幅に上回る費用が追加で発生してしまい、開業資金の一部を集めるクラウドファンディングも実施しました。
最終的には予定よりも2ヶ月ほど遅れてしまいましたが、昨年末にようやく旅館業の営業許可が取れゲストハウスをオープンさせることができました。
これからの生活について
気づけば、移住してからあっという間の3年間でした。移住前には、地域おこし協力隊になることも、ゲストハウスを開業するなんてことも全く考えていませんでした。
川南町へ移住してから3年経ちましたが、これからがまた新しいスタートとなります。
協力隊退任後の3月からは、昨年末にオープンさせたゲストハウス「HOSTEL LEASH」の運営を仕事として、川南町での定住に向けた生活が始まります。
私たちのゲストハウスは地域の方が日々集う場所、移住を検討する方と地域の方が交流する拠点となることを目指します。
これからの活動についても応援よろしくお願いします!
番外編(今までに参加した川南町のイベント紹介) ①ガブリびより
令和4年に第1回目が開催されたグルメイベント。
地域おこし協力隊着任1年目にソクさん夫婦と一緒に出店し、川南町の食材を使用した「まぐろカツバーガー」と「ジビエバーガー」の販売を行いました。
ガブリびよりは、その後毎年継続したイベントとなり、昨年までに3回開催され川南町のまた新しい定番イベントとして定着しつつあります。
②四季を食べる会
名前の通り四季に合わせて年に4回開催される、参加者が持ち寄った家庭料理を食べながら交流をする会です。
食を通して町内の農業者と漁業者の交流を図ることを目的に始まったこの会は毎回100人ほどの参加者が集まります。今では私たち移住者たちもスタッフとして参加させていただいています。
③ディスカバリーグルメライド
今年8回目の開催を迎える西都・児湯郡の豊かな自然とご当地グルメを楽しんでいただくサイクリングイベントです。
児湯郡全6町村と西都市のそれぞれに設置されたグルメステーションでご当地グルメを食べながらサイクリングを楽しむことができます。初心者向けの短いコースから上級者には100kmを超えるコースまで用意されています。
私も移住後は誘導スタッフとして毎年参加させていただいています。