地域おこし協力隊

やさしい日本語

こんにちは!地域おこし協力隊の笹川晃代です。私は川南町で日本語教師として活動させていただいています。今回は自身のミッションである多文化共生社会の推進の取組みの1つである、「やさしい日本語」の普及について書かせて頂きます。「やさしい日本語」って何?と思われる方が多いかもしれません。「やさしい日本語」とは、一言でいうと外国人やこども、高齢者の方にもわかりやすい、理解しやすい日本語のことです。私たちは人や場面によって言葉や文法を自然と使い分けています。それも日本語の1つの美しさなのですが、一方で日本語の難しさでもあり、外国人の方にとっても理解するのが難しいことばの壁となっています。国際化が進む日本社会において、外国人住民にも理解できる情報を発信することが求められており、取り組むべき課題の一つであると言えます。今回はこの「やさしい日本語」に関する取組みを紹介したいと思います。

やさしい日本語講座の開催

町役場職員向けに「やさしい日本語」についての講座を開催させていただきました。やさしい日本語とは何なのか知っていただき、実際に普段使っている日本語をやさしい日本語に変換する練習をします。例えば、「こちらの書類に氏名をご記入下さい。」窓口対応でよく聞きそうなフレーズです。でも目の前の外国人の方に通じなかった時、みなさんは何と言い換えますか?これを練習します。私だったら「この紙にあなたの名前を書いてください。」と言います。(実は絶対的な正解はありません。相手に通じればゴールです。)このような講座を開催させていただいたり・・・

やさしい日本語の資料作成

こちらはごみの出し方についての資料です。本町のごみの分別方法は日本人にとっても難しいです。日本人でも難しいのですから、外国人の方にとっては非常に難しいものだと思います。また、国によってはゴミを分別する習慣がない国もあります。知らないせいで発生する間違いやトラブルを避けるために、少しでも外国人の方にもわかりやすい資料があったらいいのになあと思い、作成することにしました。ポイントは
①漢字は難しいので振り仮名を付ける。(振り仮名があれば携帯などで言葉の意味を調べることができます。)
②やさしい日本語にする。
③可能な限りイラスト・写真を付ける。     
です。このような情報をHPに掲載し、外国人の方も理解しやすい、周りの日本人の方もこの資料を使って説明しやすくなることを目指します。

今回は外国人の方に向けての情報発信の取組みの一つとしての「やさしい日本語」に関する取組みを紹介させて頂きました!
もっと普及できるように頑張るぞー!